東日本大震災現地復興支援センターとは

現地復興支援センターは、ボランティアと被災者を結ぶ中間支援組織です。この中間支援組織という概念は、宗派独自のものではなく、阪神淡路大震災など広域災害の際、全国から集まったボランティアが情報や機材もなく十分な支援活動を行えないというケースが多数報告されました。この反省から、被災地におけるコーディネートの必要性が認識され、「中間支援組織=ボランティアを支援する組織」が広く認知されるようになりました。
現在の主なサポート業務は、
・仮設住宅の紹介
・宿泊施設(東北別院庫裡)の調整
・機材の貸出・運搬
・被災地視察の随行
などを行っております。

ボランティアの申し込みについて

ボランティアの受け入れは、当派の寺族、門徒、関係学校在学生または卒業生としており、現地復興支援センターのサポートが必要な場合は、次の内容をご確認いただいた上で、現地復興支援センターまでご連絡ください。
(1)申し込み期間 原則実施日の6ヵ月前から40 日前まで
(2)最少催行人数 原則5人以上
(3)その他
※基本的に食事、東北別院庫裡以外の宿泊場所は用意しませんので、申込者側で手配・準備してください。また、食事代、東北別院庫裡以外の宿泊費は、申込者側の負担となります。
※基本的に炊き出しの食材や調理器具は、申込者側で準備してください。ただし、準備できない調理器具で、現地復興支援センターの備品貸与を希望される場合は、事前に調整が必要ですので、ご相談ください。
※東北別院から現地までの交通手段は、申込者側でご用意ください。

被災地視察の申し込みについて

被災地の現状について、「関心を持っていただくこと」、「知っていただくこと」は、それだけで被災者支援に繋がります。
日を追うごとに被災地の状況を伝える報道は少なくなり、マスコミ報道だけでは全国に伝わらない現状があります。また、「物言わぬ語りべ」である地震や津波の被害にあった建物などは、存続されるもの、既に取り壊されたもの、取り壊しが検討されているものもあり、被災地の視察場所も少しずつ変わっています。
現地復興支援センターでは、現在の被災地の状況説明や視察場所の提案なども行っており、ご要望がありましたら被災地視察に職員が随行して案内もしております。ただし、被災地視察への職員随行希望の場合は、職員の調整が必要ですので、次の内容をご確認いただいた上で、現地復興支援センターまでご連絡ください。
(1)申し込み期間 原則実施日の6ヵ月前から1週間前まで
(2)最少催行人数 1人でも可

救援金のお願い

現在、現地復興支援センターでは、飲料水以外の支援物資の募集は行っておりません。被災直後と異なり物資が窮乏しているという状況ではなく、単純な物資支援には、各支援団体や自治会から『被災者の自立』という視点において賛否の声が上がっていること、また地元商店への影響などがあるからです。
なお、支援物資は被災地を思われる尊いお気持ちですので、ご寄附をいただいた時は誠意をもって被災者の方へお届けいたしますが、お送りいただく前にご連絡くださいますようお願いいたします。

宿泊について

現地復興支援センターでは、東北別院の庫裡を当派ボランティアの宿泊場所(宿泊費無料)として開放しています。東北別院庫裡に宿泊希望のボランティアは、次の内容をご確認いただいた上で、ボランティア申し込みの際に併せてお申し出ください。
(1) 庫裡施設 1階 和室4部屋(17.5畳・15畳・10畳・6畳)
ダイニングキッチン、トイレ
2階 和室2部屋(10畳・8畳)、トイレ
別棟 お風呂2つ(男性・女性用)
(2) 布団の数 基本25組
(3) その他
※仙台教区・東北別院の事業等により、庫裡を使用できない場合があります。
※複数のボランティアが同時に宿泊する場合があります。
※25人を超える人数が宿泊する場合は、貸布団をレンタルすることも可能です。